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「ワインをテイスティングする。」

なんだか難しそうな気がしますよね。
でも、ソムリエの世界大会に出場するわけでもないのであれば難しいことはありません。

たとえば、イタリア料理の本を読んで
「あらかじめ、肉にローズマリーとスライスしたニンニクをピッケッターレしておく。」
「仕上げにマンテカーレしてリゾットのできあがり!」

と書いてあっても、何をして良いのか分かりませんよね。
こんな表現をする本はないと思いますが...δ(⌒〜⌒ι)

そこで、今の内容を少し書き換えます。
「あらかじめ、肉に切り目を入れて、ローズマリーとスライスしたニンニクを差し込んでおく。」
「仕上げに、粉チーズとバターを加えて、とろっとしてきたらリゾットの出来上がり!」

ちんぷんかんぷんな内容でも、少しの知識が加わるだけで何を言っているのかわかるようになります。
ここで覚えるのは少しの知識であって、その意味を本当に理解する必要はありません。
どんなことでも、本当に理解するにはプロになるしかありませんから。(*´▽`)ゞ

テイスティングについてもこれと同じことが言えます。
何をチェックする必要があって、どこがポイントなのかが分かっていれば怖いものはありません。


このページを読まれたあなたはラッキーですよ!(v^ー^)

わたしはここで説明する「流れ」に気づくのに5冊以上の本を読みました。
でも本に書いてあるのは専門用語。初心者には、なかなか理解できません。
期間にしたら1年以上この流れに気がつけませんでした。

ここで説明したポイントさえつかめれば、後は簡単です。
何種類か飲んでみれば細かな違いも見えてくるようになります。
この違いを把握していけば、どんなワインでも味わいを伝えられるようになります。
違いが見えるようになれば、きっとあなたの「好みの味」も覚えられているはずです。

「一億種を超えるというワインの中で、あなたの味わいを見つける。」

そんな手助けになれたら幸いです。

まずは、「何をしなければならないのか」ですね。
これは単純なもの。
「見る」
「嗅ぐ」
「味わう」
だけです。
口に入れるものですから、やることは一緒ですね。
では、もう少し詳しく見てみましょう。

「見る」のは「色」と「形」です。
「色」のチェックポイントは、「グラスに注がれたワイン全体の色合い、透明度」と、「グラスのふちの辺りの色合い」です。

「全体の色合い」はそのままです。難しい表現は必要ありません。
「赤紫」などで十分です。微妙な違いは数をこなせば見えてくるものです。
色が濃いほど、味わいも濃くなります。

「透明度」もそのまま。
「透き通っている」、「透き通っていない」というだけのものです。
透き通っているほど軽い味わいであることがおおいです。

「ふちの色合い」は、ワイン独特のものです。
熟成されたワインは、赤でも白でも茶色っぽくなってきます。
このいろがよく分かるのが、ふちの辺りなんです。
「全体と変わらない」のか、「茶色っぽい」のかを見てみましょう。
茶色っぽくなってくると、「熟成香」とよばれる、独特な薬品っぽい香りが出てきます。
この香りを楽しめるようになったら、あなたもワイン中毒です。(^−^)//パチパチ

「形」のチェックポイントは「脚」です。
ワインは他の飲み物に比べて、ねっとりした液体なのでグラスの縁に付くと、とろっと縦のラインが出来ます。
これを「脚」とか、「涙」とよんだりします。
脚をみて、「ねっとりしている」か、「さらっとしている」のかを判断します。
ねっとりしているほど口当たりが滑らかになります。


続いて、「嗅ぐ」のは2種類で、「注がれたままの香り」と、「グラスを回した後の香り」です。

「注がれたままの香り」は「第一香」、「アロマ」などとも呼ばれ、ブドウ自体の力が分かるものです。
このときの香りが強く、華やかなほど、ブドウが丁寧に育てられてきたことを表します。
先程お話した熟成香も、ここで感じることが出来ます。

「グラスを回した後の香り」には、醸造過程での技術力が表れてきます。
インクやシンナーのような香りも含まれる、強い香りを感じることが出来ます。
「第二香」や、「ブーケ」とも呼ばれます。

「第三香」というものもあるんですが、グラスに注いでからしばらく経った後の香りのことです。
若いワインは、すぐには香りが開かないので「しばらく経った後の香りも評価に入れましょう。」といった意味合いですね。

「嗅ぐ」時も、

「草原を吹き抜ける風のような...」

といった、気持ち悪い表現は要りません。
「何かの香りに似ているな」「どこかで嗅いだ事がある気がする」といった感想でいいんです。
飲んだときのイメージを語ったところで、誰もが同じイメージをもてるとは限りません。

「このワイン、ヴァニラの香りが強いんだけど、少しパイナップルみたいな香りもして面白いよ!」

どうでしょう?
何か身近なものに例えた方が伝わりやすいですよね。(^−^)


最後に「味わう」のは「口に入れた瞬間」と、「口に含んでいる間」、「飲み込んだ後」です。

「口に入れた瞬間」は、「アタック」などとも言われるのですが、「味わいが広がるまでのスピード」のことです。
ガツンといきなり入ってくるものもあれば、ゆっくり柔らかく広がってくるものもあります。

「口に含んでいる間」は舌と、口の中全体で感じられるものです。
「甘い」のか、「酸っぱい」のか、「渋い」のかを口の中全体で味わおう!というだけのものです。
ただしここでは、「甘い」だけで終わらないでください。
味覚には5大要素と呼ばれるものがあります。塩にも色々な味わいがあるように、
味わいは一つの要素では出来ていません。
どの味がどのくらいの強さがあるのかを探ってみてください。

「甘味は強いけど、少し酸味もあるな。渋みはほとんど感じないかな。」

という程度です。いつも食事をするときに感じていることを少し詳しく考えてみるだけです。
味わいについては、後ほど「料理との相性」でもう少し詳しくお話します。

「飲み込んだ後」は「余韻」といわれているものです。
余韻といわれてもなんだかイメージがつきにくいとは思いますが、これはぴったりの表現だと思います。
味わう事に集中したままワインを飲み込むと、その風味が口の中に残っていることが感じ取れると思います。
この残った風味の事を「余韻」と呼びます。ソムリエはこれを「秒」単位で評価するのですが、
やっぱりそんなことまでする必要はありません。
「風味が残ってるな」、「切れがいいな」ということを感じられれば十分です。



これで、テイスティングの流れは終了です。
どうでしたか?

「今話した内容を全部列挙しなさい」と言われたら無理だとは思いますが、( ̄▽ ̄;)
一つ一つは簡単な内容だったと思います。

この流れ全体も、最初は難しく感じるかもしれませんが、
次回ワインを飲む機会に何度か試してみれば、すぐに慣れてしまえるものです。
考えなければならないのは香りの表現の部分ですが、
難しいことは考えず、今までの生活の中で感じてきた香りに照らし合わせてみてください。
きっと何か近い香りを見つけられるはずです。
時には、子供のころの懐かしい記憶を蘇らせてくれることもありますよ。

私もはじめは、
「赤紫色」、「酸っぱい」、「香りはするけど、なんていったらいいか分からない」から始まりました。
しかし、色々な本を読みながら、何度もワインを飲んでいるうちに、上に挙げたようなポイントがあることに気が付き、
レストランのお客様に、

「君の言っていた通りだよ。」
「お任せして正解でした。」

と、味わいが伝わり、喜んでいただけるようになりました。

「人に感動を伝え、分かち合う」

この感動はすばらしいものです。
あなたも、感じたその感動を大切な人と分かち合ってみてください。

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