モンテヴェルティーネ Montevertine

セルジオ・マネッティさんの興したこのカンティーナは、キャンティ・クラッシコ地区の中央にありながら、
キャンティを拒否する造り手です。

モンテベルティーネは、風の山の意味。
丘の上にあり、隔たるもの無く常に風が吹き抜けることからこの名前が付けられました。
余分な湿気を逃がしてくれたり、暑さを緩和してくれる風は、ブドウを栽培する上で重要な役割を果たします。

元々は教会が所有していた土地でしたが、第二次世界大戦で空家同然になって、
荒れ果てていた土地を、アルミ工場で成功したセルジオさんが購入します。

ワイン造りにおいては素人だった彼が試行錯誤を重ね、現在の品質志向のワイン造りを確立させました。

1980年代半ばまで、キャンティは量産銘柄とされていて、決して誉められたワインではありませんでした。
このイメージは未だに残っていますが、法律が造り手と同じ方向を向き始めた現在では、
質の向上を遂げています。

彼がワインを造り始めた70年代では、キャンティは、味も良くないのに名前にあぐらをかいている状態で、
赤ワインであるのに、白ブドウを混ぜなければならないルールまで存在していました。

これに納得のいかなかったマネッティさんは、キャンティと決別して独自の道を行きます。
トスカーナの土着品種で、キャンティのメインの品種となる「サンジョベーゼ」の力を信じる彼は、
それまで誰もが挫折してきた、「サンジョベーゼ」単一品種のワイン造りを進めます。

試行錯誤を重ね、最新技術を費やした、この「レ・ペルゴレ・トルテ」というワインは、
キャンティ・クラッシコ地区で初めてのもので、世界中で賞賛を受けます。

そうして、法律がこの流れを踏まえ、「サンジョベーゼ」単醸でも、キャンティ・クラッシコを
名乗れるようになった今でも、決してその名前を冠しません。
彼の哲学に、そんな優柔不断な行動は許されないからです。

素人が、自分の哲学、不断の努力によってプロのレベルを超え、
彼の感性によって造り上げられた、世界で賞賛されるワインです。

  Montevertineのワイン情報
ワイン名ブドウ品種熟成方法
Le Pergole Torte
レ・ペルゴレ・トルテ
サンジョベーゼ


大樽・バリック
Il Sodaccio
イル・ソダッチオ
サンジョベーゼ
カナイオーロ

大樽
Montevertine
モンテヴェルティーネ
サンジョベーゼ
カナイオーロ

大樽・バリック
Bianco di Montevertine
ビアンコ・ディ・モンテヴェルティーネ
トレッビアーノ
マルヴァジーア

ステンレスタンク
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