サン・ジュースト・ア・レンテンナーノ San Giusto A Rentennano

サン・ジュースト・ア・レンテンナーノのワインは、スーパータスカンを調べるとその希少性に驚かされる造り手です。
看板ワインである「ラ・リコルマ」の生産量は1万本を下回ります。
フランスの有名シャトーでも10万本単位で生産している中でこの本数です。
日本に輸入されてくる本数は数百本といったところでしょうか。

そして、販売されたこの造り手のワインはあっという間に完売してしまいます。
なぜこのような状況になってしまうのでしょうか。

理由は簡単。
飲んだらすぐにこの造り手のファンになってしまうからです。

ここで生産されるワインは、「キャンティ・クラッシコ」と、スーパータスカンの「ラ・リコルマ」、
そして、キャンティと同じブドウから造られながら、まったく別の印象を持つ「ペルカルロ」です。
どのワインにも共通して言えるのが考えられない凝縮感。しかも、くどくないんです。

概して、コクの強い、凝縮したワインはそのもったりとした味わいで、
すぐに「飲み疲れ」を起こしてしまいます。しかし、レンテンナーノで造られるワインは違います。
とろっとした凝縮感と、エレガントさを兼ね備えているんです。
この味わいは、さめることのない感動を呼び続けます。

この味わいを造り出すには、大変な努力が必要です。
まず特徴的なのは、地質の理解。
一つの畑といっても、それを構成する土地は様々な地質から成り立っています。
それも、表面だけでなくその内部に渡って、さまざまな土が重なり、一つの土地を形成しています。

このカンティーナでは、土着のブドウ品種だけでなく、外来品種も試植し、その適合性を計りました。
1200年から続くこの畑、元はキャンティの老舗リカーソリ家が所有していたものでした。
リカーソリ家はキャンティを造り出したことでも有名で、そのキャンティには
「サンジョベーゼ」という土着の品種を主とします。
それだけあって、この畑は素晴らしいサンジョベーゼを生みます。

サン・ジュースト・ア・レンテンナーノでは、このサンジョベーゼを使い、キャンティ・クラッシコと、
サンジョベーゼの実力を示すために単醸で、長期熟成型のペルカルロを造り出しました。
ここまでの流れであれば、質は違えど、他の造り手も近い進化は遂げています。

このカンティーナでは、さらに上を目指し外来品種も、土地にマッチしたものを探します。
試すといってもブドウを育て、ワインを造ってみなければなりません。
年月のかかる大変な作業です。

そして、ここからが凄いんです。
ブドウ品種といっても、そこには更にクローンと呼ばれる亜種が多数存在します。
たとえば、ラ・リコルマでは、
「メルロのクローン181」を単独で使用し、台木には、「420A」を採用しています。
モダンな醸造法を進める造り手は、このクローンの差異も熟知されていますが、
サン・ジュースト・ア・レンテンナーノは更に上を行っています。

ここまで自分の畑を熟知し、土地にあわせたブドウを探し続ける造り手は他にありません。
なぜ世界中の人々がレンテンナーノの味わいに魅了されるのか。
あなたも試してみたくありませんか?

  San Giusto A Rentennanoのワイン情報
ワイン名ブドウ品種熟成方法
La Ricorma
ラ・リコルマ
メルロ


バリック
Percarlo
ペルカルロ
サンジョベーゼ


バリック
Chianti Classico Le Baroncole
キャンティ・クラッシコ・レ・バロンコーレ
サンジョベーゼ


バリック
Vin San Giusto
ヴィン・サン・ジュースト(ヴィン・サント)
マルヴァジーア
トレッビアーノ

大樽
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