トゥア・リータ Tua Rita

"サッシカイア"を生んだボルゲリから少し南に下った田舎にTuaRitaの畑があります。
そこには、年金暮らしの老人が住む他にブドウ畑など見当たらない平坦な土地です。

このカンティーナを興したのは、日本でいう「任天堂」、ゲーム機の販売をしている会社「トゥア・リータ」の社長さん。
トゥア・リータが1984年に田舎の土地を購入したのが始まりでした。
イタリアでも日本同様、若年層にコンピュータ・ゲームは人気があります。
そうしたゲーム機の販売で、財産を築いたトゥア・リータさんは、田舎に戻ってせみ・リタイア人生を送ろうと考えました。
この土地に移り住んだ彼は、オリーブと麦、気持ち程度のサンジョベーゼが植えてあった土地を整え、1988年に外来品種の
カベルネ・ソービニョンとメルロの苗を植えました。

「近隣のサッシカイアの成功を見て、是非それにあやかりたかった。エリア的にも近いし、努力すれば私たちにも出来るかもしれない。この土地はカリフォルニアの様な新しいワインの産地になるかもしれない。」
と考えていたそうです。
庶民的ですよね(^−^)
自分を大きく見せようとせず、そのままをさらしだす、この言葉にはトゥア・リータさんの人柄が表われています。

ワイン造りは、最初からクオリティ重視で、とても合理的な方法を計画的に進めてきました。
畑は木の高さを90cmに保ち、木の間隔を140cmに固定しました。こうすることで、農機具が木をまたいで行き来することができます。
更に、この木の高さ・間隔のバランスは高品質なブドウを作る絶妙な配置でもあるんです!o(>д<)o

元々植えられていたサンジョベーゼを引き抜き、カベルネ・ソービニョンとメルロを植えたのも、海外市場での評価を受けやすいから。
このように、効率と品質のバランスの取れた戦略的な試みこそがトゥア・リータさんの成功の秘訣です。

1991年から、当時はまだ無名だったルカ・ダットーマさんをエノロゴとして起用し専門的なアドヴァイスを得ます。
巨大な企業を率いていたトゥア・リータさんの人を見る目は本物で、無名だったルカ・ダットーマさんは、現在では世界的に有名なエノロゴです。

そして、初リリースとなった1992年ヴィンテージの「ジュースト・ディ・ノートリ」が、ガンベロ・ロッソで最高評価のトレ・ビッキエーリを獲得しました。
トゥア・リータさんのワインは世界中で、多くのファンを生み、生産量が追いつかない状態です。
それもそのはず、このカンティーナはトゥアリータ夫妻と娘の夫、たった3人で運営されています。

家族の絆があればこそ、トゥア・リータさんの効率とクオリティーを支えられてきたのでしょう。
世界中の人々が待ち望むワイン。そのワインを造る家族は、とても庶民的な方々です。
  Tua Ritaのワイン情報
ワイン名ブドウ品種熟成方法
Redigaffi
レディガッフィ
メルロ


バリック
Giusto di Notri
ジュスト・ディ・ノトリ
カベルネ・ソーヴィニョン
メルロ

バリック
Lodano
ロダーノ
シャルドネ
ゲヴェルツ・トラミネール
リースリング・レナーノ
バリック
Perlato del Bosco
ペルラート・デル・ボスコ
サンジョベーゼ


バリック
Sileno
シレーノ
シャルドネ
ゲヴェルツ・トラミネール
リースリング・レナーノ
ステンレスタンク
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